8p.m. またもやトニーとの共演シーン。扉のわきで青いライトに照らされたトニーと、奥のベッドルームで気だるげに服を脱ぐhitomi。映画さなが らの臨場感に心を奪われたスタッフたちが、モニター前の画面に釘付けになる。「普段どおりでやろう」という監督のアドバイスに、hitomiは深くうなず いた。

10p.m. ソファに移動し、スチールで撮影されるシーンが開始。10台以上のカメラを円形に配し、スタッフのコールとともにシャッターを同時に切る。 すると画面はコマ送りのように写り、一種独特な効果が生み出せるという仕組みだ。「大変そうだな」とつぶやくhitomi。こちらも数回のテストの後、問 題なく終了する。

12a.m. 同様の手順で、ベッドルームのスチール撮影。リビングよりさらに狭いベッドルームは、必要最小限のスタッフだけが入り、扉が閉じられてし まった。扉のすきまから漏れるフラッシュをみつめるその他のスタッフ。「新しい試みだから、是非とも成功させたいね」と、部屋のあちこちでささやく声が聞 かれた。

2a.m. ここでちょっと小休止。バスルームでのムービー撮影にむけて、再び入念なチェックが繰り返される。今まで疲れを顔に出さなかったhitomi だが、この時間は少しありがたかったようだ。「まだまだ続くよ」と笑いながらも、集中力だけは落としたくない……、そんな微妙な感情の揺らぎを感じさせな がら、控室へ戻る。

4a.m. テンションを高めたhitomiがバスルームへと登場する。ベッドルームよりも、もっと狭いバスルームには、人があふれんばかり。「ナチュラ ルに! 忘れないで」というアドバイスに、hitomiは最後の頑張りをみせる。疲れもピークなら、現場の熱気もピークに達する瞬間……。もうすぐクラン クアップ、頑張って!


6a.m. 引き続きバスルームでのスチール撮影が行われ、撮影は終了! わっと騒ぎたいところだがここは通常営業のホテル、声をあげることは御法度だ。「騒ぎたいね〜」とつぶやくスタッフに「お疲れさまでした!」と元気良く頭 を下げ、現場を後にするhitomi。スタジオでの撮影とは違った状況は、確かに少し厳しかったかも知れない。でも、hitomiはどの瞬間も「精一杯、 いい作品を作りたい!」という意欲にあふれていた。そしてそれに反応したスタッフたちが、そんなhitomiをサポートすべく懸命に作り上げたひとつの結 晶が“problem”のPVだ。長い撮影の間、疲れた顔ひとつ見せずにhitomiが頑張りぬいた結果を、ぜひTVでチェックして欲しい!


撮影されたシーンをその場でチェックする。真剣な表情に注目!















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